人見知りの私が社長になるまで 第一話

これから不定期にて、人見知りの私が社長になるまでの人生を

振り返り連載していきます。第一話のスタートです。

私は幼いころに両親が離婚した為、母子家庭で育ちました。

母は飲食店を経営していて、学校から帰ってくると、机の上には1000円札と「これで好きなものを買って食べて下さい。」という置手紙が一枚。

小学生の私は毎日置かれているその1000円をやりくりし、ファミコンのカセットを沢山買いました。学校の中では一番持っていたので、いつも家は友達の溜り場になりました。そこでリーダーシップを取っていたのと、カセット購入のお金のやりくり、それが今に繋がる経営感覚が養われたのかも知れません。

中学1年の時に、小児喘息が悪化し、出席日数の半分近く休み、学力と体力が同級生より、圧倒的に低下し 劣等感を感じるようになる。
同時期に、母の経営する飲食店が、お客が洗面所の水を出しっぱなしにすることにより、水漏れ事故。真下の階が、老舗すし屋で、板の間がすべて腐食したため設備の弁償と、休業補償のため多額の借金を抱えることになる。

そのため、離婚した父(当時は一部上場企業勤務)に、母と一緒にお金を借りに行くが、バブル崩壊で 株投資で借金を抱えていることを理由に、面会すら 出来ずに断られる。

母は、喫茶店で働きコツコツと借金を返し、高校の 授業料は僕自身がファミレスでアルバイトをして払うコンピューターが好きなので、専門学校進学を考えるが授業料が高いので、2年で学費をためる為、高卒では給与の良い、アパレル工場に就職する。

計画通り、2年で250万円を貯めるが、母が再度、飲食店を出す為、キャッシュカードを無断で使用され 出店資金に使われてしまう。
ある日通帳残高を見ると、「62円」に、まさかと思い 母に「勝手におろしたやろ」と詰め寄ると「子供の金を勝手に使うわけないやろ」と一蹴され、銀行に電話し「コンピューターのミスかなにかで、残高がなくなっている」と言うと、銀行側は「そんなことは、起こりえません。そういった問い合わせはよくあります。大体、身内の犯行です。引き出した時間はわかりますので、防犯ビデオの録画を見にきてください。」と言われ、母に「防犯ビデオの録画を見に行く」と言ったところ「ごめん、実は無断でおろしたんや」と白状される。

「僕の2年間、必死で貯めたお金やから、すぐ返せ」
と言うが「お前を育てるのに、もっとお金はかかっているんや」と一蹴される。

<出会い>
21歳の時、アパレル工場を退社し、自動車教習所に通いながらフリーター生活。
本屋で、ふと「思考は現実化する」ナポレオンヒル著
を手に取り購入する。

読むと、「逆境が大きければ大きいほど、それ以上の利益の種子が眠っている」
「思考は、その思考内容自体を現実化させようとする強い衝動をもつエネルギーである」etcの強いインパクトのある言葉があり、「これからは、激動の時代なんだから、守るものはなにもない、もっと自分自身の可能性を追求する生き方をしよう」と思い、漠然と独立起業を考えるようになる

次回へ続く、次回は<旅立ち>から

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